平成28年10月21日、株式会社ケンユー創業設立40周年記念式典及び祝賀会を東京都江東区、東京ベイコート倶楽部に113名の取引先・関係者を招待し開催しました。 

  始めに、代表取締役社長占部明雄が日頃のご愛顧に感謝し、下記の内容で会社の歩んできた道、現状そしてこれからの方向性を述べ挨拶としました。
 昭和51年6月広島県福山市で建築資材販売業としてスタートしたが、メーカー育ちの為、自分で考え物を作り、販売することへの思いが強く、昭和59年に新素材を活用した電磁波シールドOAユニフォーム、ホットベストそして水虫抗菌ソックスを商品化しメーカーとしての新事業を立ち上げた。事業は順調に進展したが、大手メーカーの参入による大々的なコマーシャル攻勢には勝てず事業転換を考えていた頃、水を瞬時に凝固させる機能を持つ 高分子吸水樹脂との出合いがあり、その新素材の活用の第一弾としてポケットに入るミニトイレを開発、商品名を「携帯用ミニトイレプルプル」として新発売した。最初は医療関連をターゲットとして販売を進めたが厳しい結果となり、レジャー用渋滞トイレとしてパッケージを一新、カー用品、ホームセンター等へ販路を転換した。 一方ドラッグストアや大手スーパーへ介護用品として販路拡大を進めると、小売店様からはこれからの商品であると高い評価を頂いたが、問屋さんからはアイテム数が少ない事から扱って頂けず、ミニマル、プルマル、ベンリー袋等の簡易トイレ関連を開発し市場に出した。又、冷凍庫で凍結しないジェリー状の保冷袋を開発し、枕タイプを商品名「マイアイス」、首筋保冷用を「ネックール」、脇の下用を「脇アイス」として発売し各々がヒット商品となり、今では70品目を超える商品を製造販売している。阪神淡路大震災や新潟中越大地震で現地に赴き、プルプルやプルマルを配り被災者の意見や現場での体験を活かし災害時に 役立つトイレ関連商品を開発し販売した。これらの商品は東日本大震災では被災者の多くの方々から大変助かったと感謝の言葉を頂いた。 今後も災害時により役立つ商品を開発していく方針であることを述べた。
 又、会社創設40周年を一節として事業継承を考えており、後継者として、現常務の占部克明を紹介した。 記念品には占部社長執筆の自叙伝「人性水の如し」と平成29年の干支酉の博多人形を参加者全員に贈呈した。
  

   続いて来賓祝辞として参議院議員自由民主党税制調査会長宮沢洋一様、そしてお得意先代表の方より祝辞をいただきました。社員紹介、社是唱和に続き、常務取締役占部克明が、「身の引き締まる思い。現社長と同じ事はできない。また、時代の変化に即応していかなければならない。 しかし、最も考えなければならない事として、会社を永続させる事、関係するすべての人を幸せにする事である」「どんな仕事でも人に通じる。仕事をするのも商品を買うのも人。時代が変わっても、物事の考え方の中心として、人が最も重要と考えている」と挨拶しました。式典の締め括りとして 衆議院議員自由民主党青年局長代理小林史明様より、占部常務への激励の言葉をいただきました。
 祝賀会では、ジャズボーカリストのケイ石田さんによる「枯れ葉」「take5」等のジャズの熱唱があり、皆さん堪能されました。祝宴に入る前に医療用品大手問屋社長様の開会祝辞に続いて生協関連大手問屋社長様の乾杯で始まり、ホテルのシェフ自慢の和・洋・中・折衷の創作料理、コンパニオンの接待に会話も弾み和やかなムードの内に宴会が進み、大手医療問屋会長様の中締めにより閉会となりました。